ダイエット、英語学習、日記、家計簿、ジョギング、読書、資格勉強など、頑張ってスタートするけど、三日坊主で終わることありますよね。
私も、よくありました。そこで、多くの方にインタビューしたり、習慣化について研究したりトライ&エラーで分かってきたことがあります。その一部をご紹介します。
習慣化できない主な理由

頑張ってスタートするのですが、なかなか続かないです。
どうしてなんでしょう?

人それぞれいろいろな理由があります。
よくある理由を挙げてみると…
- 新しいことをするための時間がない
- 自分が本当にやりたいと願っていることではない
- 人の目を気にした目標または手段
- 残業、雨、割り込みなどでやれない日ができるとそのまま終わってしまう
- やらなければと思って始めたが、自分の価値観にあっていない
- 計画に無理がある
- 目標が自分のためだけのものになっている⇒やめるのが容易
- モチベーションが下がる
- 気分が落ちているときにやる気がなくなる
- 忘れてしまう
- 設定したレベルが高すぎてなかなかクリアできない
- 「ホメオスタシス」と呼ばれる恒常性維持機能がやめさせようとする
この中で特に重要というかやっかいなのは、1番の時間の確保と12番のホメオスタシスをどう回避するかということと考えています。
ということで、習慣化が難しいのも当然。

「俺・私は意志が弱い」と落ち込む必要はないです!
誰でも一緒です。続ける技術を知っているかどうかの違いです。
今回は、時間の確保について考えてみます。
新しいことをするために時間を生み出すヒント

習慣化するためには、時間管理が重要です!
新しいことを定着させるためには時間が必要だからです

利き手で自分の名前を書いてください。次に反対の手で同じように名前を書いてください。
大変ですよね。無意識に利き手と同じように早くきれいに書くにはどうしますか?
ひたすら練習ですよね。
無意識に自然にやれるのが習慣です。つまり、習慣化するには練習する時間が必要なんです。

時間を作り出すには、2つの方法があります
- 一石二鳥をねらう
- 時間を作り出す
一石二鳥をねらう
可能な限りこちらがお勧めです。
無意識にやっている時間に意識して新しいことを追加して同じ時間内に2つのことをするということです。つまり一石二鳥。
たとえば・・・語学学習を習慣化したいときに・・・
- 通勤電車に乗っている間に15分英単語を憶える
通勤電車に乗る時間は、何かをしてもしなくても同じ時間が流れます。電車を運転しているわけではないので、意識して何かをしているわけでもありません。
ちなみに、意識してやることを2つ同時に行うと集中力がなくなり効率が悪くなるので、同時に行う意識的な行動(新しい習慣)はひとつです。習慣化には、決まった時間、決まった場所、決まった内容を毎日続けることが大切です。
通勤電車は、その条件を満たすのでとても良い環境です。 - 家のトイレに英単語帳を置いておき、あるいは壁に英単語を貼っておき、15分英単語を憶える
家のトイレは、必ず行きますし、特に意識しないといけないこともないでしょうから習慣化に良い環境です。
英単語帳は、忘れないように見える場所に置いておくことが大切です。
そして、1単語でも1分でもいいから毎日実行する。これも大切です。
ちょっとでもやれば、勢いでもう少しやることも多いです。最初の一歩が重要です。スモールステップでいいので、とにかく毎日続けることが重要。
こんな感じで一石二鳥を狙うわけです。別の記事で詳しく書きますが、今無意識でやっている(つまり習慣化している)ことにちょっと付け加えるだけ(つまり変化が少ない)なので、脳をだましてホメオスタシスを効きずらくできる効果があります。

一石二鳥で大好きなのは、会議中の内職です。
時間通りに始まらない会議、連絡事項とか大した中身のない会議で内職します。ポイントは手帳です。スマホいじってたら殴られますが、手帳に何か書き込んでいて怒られることはないでしょう。ちょっとした時間にできる内職資料をもっていって効率的に時間を使うのはお勧めです。少しの時間でも積み重なると結構な時間になります。
ただし、内職できる会議は慎重に選んで^^;
時間を作り出す

新しい習慣をする時間を作るには2つやり方があります
1.何かの時間を捨てる
2.時間を増やす(作り出す)
何かの時間を捨てる
どちらかと言うと、こちらの方が簡単です。
断捨離で、一つ増やすなら一つ捨てるのと同じで、新しい習慣を増やすなら一石二鳥でない限り何か(ここでは時間)を捨てる必要があります。
何をしている時間を捨てるのか?
ゲーム、スマホ、TV、ネットサーフィン、長すぎる趣味の時間などの時間を少し削ることが必要です。完全に捨てるのは大変かもしれませんが、削るのはできるのではないでしょうか?
頭を冷やして、冷静に、それらに時間を使うのと、新しい習慣に時間を使うのでは、どちらが長期的に得るものが大きいか、どちらが重要か、どちらが効率的か、どちらが成果につながるか、どちらがなりたい自分に近づけるのか、明らかです。
削れる時間がないのか、まずは日々の時間の使い方の棚卸しが必要です。
1時間を削るのは大変かもしれませんので、まずは15分の新しい習慣から始めてみてはいかがでしょうか?

「無駄な時間なんてない、すべてが必要な時間です」というパーフェクトヒューマンの場合は、
パレートの法則(80:20の法則)を思い出してください。
今やっていることの中で、ほとんどの成果(80%)を出しているのは全体の約20%です。棚卸して、何が成果を効率的に生み出していることか、時間の割に成果に結びつかないことは何かを検討して、成果に結びつかないことを捨てるもしくは時間を削るのです。
時間を増やす(生産性UPによる時間創出)
こちらの方が難易度が高いですが、これができるとお仕事にもかなり役に立ちます。
こんなことありませんか?

働き方改革なので、残業なしにしてね。
人事がうるさいので、よろしく!

残業ないとスケジュール間に合いません

効率的に働いて、締め切りは同じで。
よろしく!
生産性を上げろとか、効率的に働けとか言うだけで、具体的なやり方の提示はない。
だけど、ノルマは変わらない。良くある話です。
ではどうするか?

集中できる時間帯を意識することで時間を増やす(つまり同じ時間でやれることを増やす)
1日の中で集中できる時間帯に、アイデア創出、文書作成など頭の使う作業を行い、集中できない時間帯にメール対応、会議などそれほど集中しなくても良い作業を行う。そうすることによって、同じ結果を生み出すための総時間を減少させることができます。逆に言うと、同じ時間で成果を出せる量が増える、つまり生産効率UPです。
では、いつが集中できる時間帯なのか?
集中力が高いのは起床してから午前中昼ぐらいまで、帰宅前の時間帯です。また、資格勉強など記憶ものは寝る前の時間帯です。
ですので、メール対応を会社についてすぐ行うのは効率的ではありません。朝、メールは自動フィルタリングしておいて、本当にすぐ見なければいけないメールを短時間で確認したら、最重要案件に取り掛かるべきです。
そして、昼過ぎの午後の時間にメール対応。
寝る前の時間は暗記物をやって、スマホやTV見ないで(脳に余計な情報を入れない)すぐ寝る。
時間管理については、別の記事でもう少し詳しく記載します。
うまく時間を作り出して、新しい習慣を身につけましょう!
良い1日を!